カネゲン創業者〔兼杉 源次郎の言葉〕
○私は金の貸し借りはしない
個人的な貸し借りはしないことにしています。たとえ、友人であれ、親戚であれ、親子・兄弟であれ絶対に手形なり現金なりの貸し借りはしません。たとえ好きな女だろうと恋人だろうと、金は貸しません。金の貸し借りは縁の切れ目ですよ。どんなに親しくしたって、仲がよくたって。金を貸すと、金と共に仲よしなり親友なりを失ってしまうことがあるんです。金を貸すこと自体が、罪をつくるようなものです。 ○社員教育には時間と金をかけ、社会に役だつ人づくりをする 社員の教育には、費用と金を惜しむなとは、私の口ぐせですよ。社員教育!これが根っこなんですよ。これがしっかりしていれば、どんな台風が来ても倒れないんですよ。この金を惜しんでいる会社は、台風にもろい。二千万円かけている会社は五十メートルの台風にもびくともしないが、二百万円しかかけていなかったら十メートルの風でも倒れてしまう。そうでしょう。十分の一なんですから。根の張り方が違うんだから仕方ないでしょう。 ○取引銀行はしぼって、浮気はしない 一流銀行も結構ですが、たいてい支店です。一番えらいのが支店長です、いうまでもないことですが−。私は、道徳的な地方銀行を重視しています、地元に本店のある銀行は、頭取とでも、会長とでも、すぐ近づきになれるし、親しいおつきあいもでき、こちらのこともよくわかってもらえる。だから、いざというとき、すぐ用が足りるのです。 「鶴源と兼杉源次郎」より抜粋
兼杉源次郎は(株)鶴源の創業者でもあります。
兼杉源次郎の言葉はまだまだ続きます。 次回をお楽しみに。 |
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