カネゲン創業者〔兼杉 源次郎の言葉〕
 
○人を見たらお客さまだと思い、先にあいさつする
 だれが自社の品を買ってくれるかわからないんです。人を見たらお客さまと心得ていてよいでしょう。まして事務所なり、少なくとも自社の建物内に入って来た人は、何らかの意味でお客さまでしょう。たとえ廊下で出会っただけでも「いらっしゃいませ」とあいさつして、あたりまえじゃないですか。これができなきゃ我社の社員ではないということにしています。この考え方は今後何年何十年たっても変わらないでしょう。

○現職中は、名誉職や政治に手を出さない
 私は社長でした。自社のために働き、自社を通して、社会奉仕に専念することにしています。名誉職につこうと思ったことがありません。まして、政治に手を出すなんてことは、まっぴらごめんです。

○本業以外の金もうけには手を出さない。また、社員にも内職はさせない
 文具問屋だから、文具で業績をあげ、奉仕していきたいと思っています。
本業以外の金もうけの話が持ち込まれた場合、いつも「本業以外の仕事に手を出すなとは、家憲ですので・・・」とご辞退申し上げているんです。「ただし、もうけ仕事でなく、旅行会とかなんとか、金を使う方のお話なら、時には乗せていただきますよ」と返事することもあります。おかげで、今までに詐欺やいかさまにひっかかったことは一度もありません。と同時に、自分も他業に手を出さない限り、社員にも副業はさせません。社員は、社業に専念してもらうことにしています。
「鶴源と兼杉源次郎」より抜粋                 
兼杉源次郎は(株)鶴源の創業者でもあります。
兼杉源次郎の言葉はまだまだ続きます。
次回をお楽しみに。


 
 
 


 
 
 
 
 

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