カネゲン創業者〔兼杉 源次郎の言葉〕
 
○金がたまると心が腐る
 「金というものは、ため始めるとおもしろくなるからいけない。そして、金をためるために小細工する。無理なことをして人を苦しめたりする。しかも、これでよいという際限がないんだから困ります。金がたまる。心が腐る。社長は個人財産なぞためこまない方がよいんですよ。会社さえ大磐石で、金がたっぷりあれば不安はありません。
 そういう金を個人でためこむより、会社の資本にしておくことと、人心救済事業のために報恩することだと私は思っています。」

○全社員が健康で幸福になれば、会社は繁栄する
 「会社経営の姿として、社員が健康で幸福でなかったら、繁栄しません。社員が健康で幸福な会社には勢いがあります。」

○どんな理由があっても法律を守り、税金はたくさん、はやく支払う
 「どんなことがあっても、法律は守らなければなりません。それから税金も支払わなければいけません。なるべくたくさん、しかもできるだけ早くです。たとえば30日が納期とすれば、それより3日でも4日でも前に納める方がよいのです。計算の上では、支払いを遅らせた方が得かも知れませんが、国民のために使う金なんですからね。国民に奉仕する精神を失って栄えた企業があるでしょうか。」
「鶴源と兼杉源次郎」より抜粋                 
兼杉源次郎は(株)鶴源の創業者でもあります。
兼杉源次郎の言葉はまだまだ続きます。
次回をお楽しみに。


 
 
 


 
 
 
 
 

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