今回協力してくれたメーカーさんは、潟Vードさんで〜す。
ありがとうございます。
 
今日は消しゴム工場だよ。
うん    へぇー楽しみ!
   げんくん(G)      かねちゃん(K)               
プラスチック字消しが出来る流れ
1.材料を配合
プラスチック原料と可塑剤(かそざい)などを計量してかくはん機と呼ばれる機械の中に入れます。
 
 
 
 
 
 
 
2.まぜる
材料をよくかくはん(混ぜ合わせること)します。ここでの熱の加え方や時間の調節によって 消しゴムの固さなどを調整します。色や香りをつけるのも、ふつうはこの時におこないます。
 
 
 
 
 
3.カタチをつくる
 
 
(K)「かそざい」ってなに?
  ...
(G)つなぎだよ!
 
 
 
(K)へぇ〜
 
 
 
 
 
 
(K)生クリーム
みたいに
おいしそう〜
 
(G)食べちゃ
だめだよ!
 
(K)ハーイ
 
スクリュー式押出し機で金太郎あめのような消しゴムや、細長い形の消しゴムができます。
四角い型のホットプレス機に流し込んで固めるので、うすい板状の消しゴムができます。
射出成型機を使って、消しゴムの大きさの型に流し込んで固めます。
4.切る
押出しや圧縮成型された消しゴムを、みんなが使っている大きさにするために裁断機(さいだんき)を使って切ります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
5.仕上げ
ケースをつけたり、セロファン包装をして箱につめれば完成です!
 
(G)その形にあった色んな作り方があるんだね
 
 
 
 
(G)だんだん消しゴムの形になって来たね
 
 
(K)本当だー
 
 
 
 
 
 
 
(G)こうやって僕達の消しゴムになるんだぁ
 
(K)でもどうして消しゴムで文字が消せるんだろう? 
    げんちゃん知ってる?
 
(G)ぼく知ってるよ!それはねぇ〜
鉛筆で文字や絵を書くと、黒くなりますが、これは鉛筆の芯に入っている細やかな黒いつぶ(黒鉛のつぶ)が紙の表面にくっついているだけなのです。この黒いつぶを消しゴムの表面に吸い取ることによって、文字や絵が消えるのです。
 
 
色を変えるのではなく、黒いつぶを消しゴムの表面に吸いとってしまうのです。消しゴムを文字の上からたたくと、文字が消えるのは、鉛筆の黒いつぶが消しゴムの表面へと、引き付けられるためだと言われています。ただし、このようにたたくだけでは良く消えませんね。
 
 
消しゴムを紙面に適度な力で「こすりつけて」ください。この時まず黒いつぶが消しゴム表面に付き、次にこすることで、この表面がけずれ、消しカスとして除かれ真新しい面が現れて、ここにふたたび黒いつぶが吸いつきます。そのくり返しと、紙面をこすることで、紙のせんいにからまった黒いつぶも除かれ、文字や絵が良く消えるのです。
 
 
 
 
  (K)すごーい!げんちゃん、もの知りだね。 
    じゃぁ、消しゴムはいつ出来たの?
 
  (G)えっと、・・・・ ちょっとまって、・・・・ 工場長に聞いてみよう!!すいませーん・・・・
 
君達、いい質問だね。
それは ・ ・ ・
消しゴムがたん生するまで、パンを使って消していました。そして1770年、イギリスの化学者プリーストリーが天然ゴムで鉛筆の字が消せることを発見しました。その2年後の1772年、イギリスで世界で最初の「消しゴム」が発売されました。以後、消しゴムは、評判を呼びイギリスからフランス、さらにヨーロッパ、そして世界へと広がっていきます。その後、ゴム工業は飛躍(ひやく)的な発展をとげ、同時に消しゴムも年々高品質なものが作られ、文房具として確かな地位を確立していきました。
 
日本においては、明治政府によって義務教育(ぎむきょういく)がはじまり、文房具が必要になりました。消しゴムの需要(じゅよう)も日々増加してきました。それにより、消しゴムを含めた文房具の輸入(ゆにゅう)が盛んになります。毛筆文化中心だった当時の日本には、国産品の消しゴムはなく、すべて外国製品に頼っていました。
 
 
 
 
(K)今日は、勉強になったね!
 
(KG)潟Vードさん、ありがとうございました。
 
 ・ ・ ・ つづく ・ ・ ・
協力:株式会社シード
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