会社内には個人の所有物は一物もなし
 
 会社の中には個人の物は何一つありません。一坪の土地、一個の備品たりとも会社の物です。もちろん、自分が着ている服、履いている靴は自分の物です。常識でしょう。それら以外は全部会社の所有です。地代も払う必要なし、税金も会社が払えばよい。
 経営者の中には会社から家賃をとったり、地代をとったりして社長だけがふくれあがっている例もありますが、『なぜおたくの会社はあんなに利益がでるの?』といわれる会社の原因はこういうところがしっかりしているのです。すべてが会社の物で会社は個人に借り賃なんか払う必要もない。首都圏のもっとも競争の激しいところに立地している会社が三割台の配当を行えるのもこういう体制にあるのです。経営者ががっぽり会社から金をとらないからです。バーやキャバレーに払う金など一円もない。これも少し異常かも知れませんね。少しはあってもよさそうに思いますが、とにかく会社は妙な支出をしないから利益はそっくり会社の物になるのです。

 

 

   

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